補助具 その3 単眼鏡
補助具の三つ目、「単眼鏡」を紹介します。
みなさんが良く知っている双眼鏡の片方バージョンです。
その方の視力の数値や用途によって、倍率が異なります。
また、メーカによって解像度やレンズの直径も異なります。
私が使用しているのは、ナイツの4倍です。
今は視力が下がってしまっているので、本当は6倍にするのが妥当かもしれません。
外出時には8倍くらいは欲しくなります。
本当は室内用と室外用の二つを使い分けるのがベストかもしれません。
この倍率の算出の仕方等、計算式が存在します。
また、このレンズを使用するためのトレーニング法もあります。
購入は眼鏡販売店(私は富士メガネで購入)で取り扱っています。
下の写真のように、活動をする際には首からぶら下げいるようにしています。
首からぶら下げるほどヘビーユーザーになるには、他の補助具と同じように有用性を理解することが大切です。
弱視の方は、視覚からの刺激が不足するため脳への刺激も同様の状態に陥ります。
視覚からの情報は約8割です。それを補うのが単眼鏡になります。
単眼鏡でのぞくと、自分の視力の数値より高い映像をみることができます。
脳への刺激が高まり、細かいことは割愛して表現すると「学力の向上」にもつながります。
また、導入としてベストな時期は、幼児期からだと言われています。
小学校で学習が始まるときにある程度使用できるようになっていることも大切です。
また、幼児期から単眼鏡に触れていると抵抗感もなくなります。
しかし、私のように小学校3年生から使用してもヘビーユーザーになることもできるので、「見える!」という感動をどれだけ感じることができるかが鍵になると実感しています。
※ただし、眼の状態によっては効果が得られない方もいます。また、単眼鏡が万能というわけではありません。
次回、単眼鏡の出会いについて書きます。
衝撃的な体験で、今もその時のことを鮮明に覚えています。