職場は大切な居場所でもある。
初めての障害者雇用での就職。
障害の特性が阻み、継続して働くことができなかった。
これからどうしていけば良いのかわからない絶望感。
学生時代に味わったことのない虚無感。
働きたいのに働けない挫折。
けれど、立ち止まっていては何も物事は動かない。
ひとしきり落ち込んだ後、周囲の励ましや恩師たちの言葉を思い出し、立ち上がりました。
「免許さえ取得すれば、採用試験が受けられる。大学ではなくても良いから、まずは免許を取得することを考えよう。」 ※10年以上前の言葉です
「絶対にお前は教員に向いている。がんばれ!」
盲学校の教員になって、私が経験したことを活かして子供たちが将来豊かに過ごすための手伝いをしたい!
当事者だからこそ伝えられることがある!
障害が理由で困難なことを乗り越える方法や自分との向き合い方を知らせたい!
悩み苦しい時にそばに居てあげたい!
この退職だって、無駄ではない。意味のあるものにするかしないかは、私次第!
****振り返って思うこと*****
当時、次の目標があって本当に良かったと思います。
教師になるという夢。
この夢に、当時の私は救われました。
それと同時に、この障害の特性を抱え、教師として働き続けられるのか不安はぬぐえないままでした。
なぜなら、次の目標はあっても、働いていく上での具体的な改善策を手に入れるまでには至っていなかったのです。
当時はただただ、次に働く場所が欲しかったのです。
いいえ、次に向かうべき居場所が欲しかったのかもしれません。
私が行っている活動は、働いていく上での具体的な改善策を企業と当事者にお伝えするものです。